愛媛大学工学部の総合型選抜を受けようと考えているけれど、「どのコースが対象なの?」「何を準備すればいいの?」と迷っていませんか?
この記事では、愛媛大学工学部の総合型選抜について、以下の内容をくわしく解説します。
- 工学部で実施している総合型選抜の種類(ⅠとⅡの違い)
- 各コースの募集人員と倍率
- 選考内容(書類・面接)の詳細
- 合格に向けた具体的な対策ポイント
愛媛大学工学部の総合型選抜とは
愛媛大学工学部では、学力試験だけでは測れない意欲・個性・経験を評価する「総合型選抜」を実施しています。
工学分野への強い関心と主体的な学びへの姿勢を持つ受験生に向けた入試制度で、書類審査と面接(口頭試問)を中心とした選考が特徴です。
総合型選抜ⅠとⅡの違い
愛媛大学工学部の総合型選抜には、総合型選抜Ⅰと総合型選抜Ⅱの2種類があります。
| 総合型選抜Ⅰ | 総合型選抜Ⅱ | |
|---|---|---|
| 共通テスト | 不要 | 必要 |
| 選考内容 | 書類審査+面接(口頭試問) | 書類審査+面接(口頭試問)+共通テスト |
| 特徴 | 意欲・経験を重視 | 学力も合わせて評価 |
共通テストが不要な総合型選抜Ⅰは、書類と面接で勝負できるため、学科試験よりも自分の経験や熱意で評価されたい受験生に向いています。一方、総合型選抜Ⅱは共通テストの結果も選考に使われるため、学力面での裏付けが求められます。
一般選抜との違い
一般選抜が学力試験の得点で合否を決めるのに対し、総合型選抜は「なぜこの学部・コースで学びたいのか」という志望理由や、これまでの活動実績、そして面接での対話力を総合的に評価します。
勉強だけでなく、工学や理系分野に関連する活動や探究経験がある人ほど、有利に働く入試制度です。
工学部で総合型選抜を実施しているコース一覧
令和8年度(2026年度)の入試において、愛媛大学工学部で総合型選抜の対象となるのは以下の3コース・プログラムです(愛媛大学工学部 入学案内より)。
| コース・プログラム | 選抜種別 | 募集人員 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 化学・生命科学コース | 総合型選抜Ⅰ | 10名 | |
| 化学・生命科学コース | 総合型選抜Ⅱ(共テ) | 10名 | 女子のみ |
| デジタル情報人材育成特別プログラム | 総合型選抜Ⅱ(共テ) | 3名 | 女子のみ |
| 海事産業特別コース | 総合型選抜Ⅰ | 4名 | |
| 海事産業特別コース | 総合型選抜Ⅱ(共テ) | 4名 |
化学・生命科学コース
化学・生命科学コースでは、総合型選抜Ⅰ(共通テストなし)と、女子を対象とした総合型選抜Ⅱ(共通テストあり)の両方で募集しています。
化学・バイオ・材料分野に関心があり、「化学の力で社会課題を解決したい」という意欲のある受験生が対象です。理系科目(化学・生物・数学など)の基礎知識についても、面接の口頭試問で問われることがあります。
デジタル情報人材育成特別プログラム
デジタル情報人材育成特別プログラムは、IT・情報分野のリーダーを育てることを目的とした特別なプログラムで、令和8年度は女子のみを対象とした総合型選抜Ⅱで3名を募集しています。
情報・プログラミング・AIなどに関心があり、「デジタル分野で活躍したい」という明確なビジョンを持つ受験生に向いています。2025年度の志願倍率は3.7倍(志願者22名、合格者6名)と高い競争率でした(大学受験パスナビ:旺文社より)。
海事産業特別コース
海事産業特別コースは、船舶・海運・海洋産業を支えるエンジニアを育てるコースで、総合型選抜ⅠとⅡの両方で募集しています。
愛媛県は国内有数の海運県であり、地域の産業と直結した学びが特徴です。「海に関わる仕事をしたい」「地域の産業を支えたい」という明確な志望動機があると評価されやすいコースです。
選考スケジュール(出願・試験・合格発表)
総合型選抜の一般的なスケジュールは以下のとおりです。なお、総合型選抜Ⅰと総合型選抜Ⅱでは日程が異なります。
総合型選抜Ⅰ(目安)
| ステップ | 時期(目安) |
|---|---|
| 出願受付 | 9月上旬〜9月下旬 |
| 第1次選考(書類審査) | 10月上旬 |
| 第2次選考(面接) | 11月上旬〜中旬 |
| 合格発表 | 11月下旬 |
| 入学手続き | 12月上旬 |
総合型選抜Ⅱ(目安)
| ステップ | 時期(目安) |
|---|---|
| 出願受付 | 11月上旬〜11月下旬 |
| 第1次選考(書類審査) | 12月上旬 |
| 大学入学共通テスト | 1月中旬 |
| 第2次選考(面接) | 2月上旬〜中旬 |
| 合格発表 | 2月下旬〜3月上旬 |
選考方法の詳細
出願書類(志望理由書・活動報告書)
出願時に提出が必要な書類は主に以下の3点です。
- 志望理由書:なぜ愛媛大学工学部を志望するのか、入学後に何を学びたいかを記述
- 活動報告書:学校生活や課外活動での実績・経験をまとめたもの
- 調査書:高校から発行される成績・出欠などの書類
このうち特に重要なのが志望理由書と活動報告書です。「なぜ工学部なのか」「なぜこのコースなのか」「入学後・卒業後に何をしたいのか」という一貫したストーリーが問われます。
面接は書類をベースに進むことが多いため、書類の内容が面接の軸になると考えておきましょう。
面接・口頭試問
愛媛大学工学部の総合型選抜では、面接に口頭試問が含まれる点が大きな特徴です。
口頭試問とは、面接官から理系科目(数学・物理・化学・生物など)に関する問題を口頭で出題され、その場で答える形式の試験です。志望コースに関連した専門的な内容が問われることもあるため、書類対策だけでなく基礎学力の準備も必要です。
面接で確認される主なポイントは以下のとおりです。
- 志望理由の一貫性・具体性
- 工学・理系分野への関心と知識
- 入学後の学びへのビジョン
- 口頭試問への対応力(論理的な思考・説明)
- コミュニケーション能力・協働性
愛媛大学工学部が求める人物像
愛媛大学工学部の入学案内では、総合型選抜において以下のような人物像を求めていると明記されています。
「入学後の専門教育に対応できる知識と思考力、相互理解に努めようとする協働性やコミュニケーション能力を重視」
具体的には、次のような受験生が評価されます。
- 工学・理系への明確な関心がある
- 「なぜこのコースで学びたいのか」という動機が具体的で、一貫している
- 部活・課外活動・探究学習などで主体的に経験を積んできた
- グループ活動や他者との協力において協働的に動ける
- 自分の考えを論理的に言語化して伝えられる
「入試のために活動した」のではなく、本当に工学分野に興味を持って動いてきた姿勢が伝わるかどうかが問われます。
合格するための対策ポイント
志望理由書の書き方
志望理由書で最も重要なのは、「なぜ愛媛大学工学部の、このコースなのか」というピンポイントの理由を書くことです。
よくある失敗例は「工学に興味があります」「理系が得意です」という漠然とした内容。これでは他の大学・学部にも当てはまってしまい、評価につながりません。
効果的な構成の例:
- きっかけ:どんな体験・出来事が工学への興味につながったか
- 深まり:その後どんな探究・活動をしてきたか(具体的な行動)
- 接続:愛媛大学工学部のどの授業・研究・環境が自分の学びに必要か
- 将来像:卒業後にどんなエンジニアになりたいか・どんな課題を解決したいか
この4ステップで書くと、読む側に「この学生は本気だ」と伝わる志望理由書になります。
面接・口頭試問の準備
面接対策は大きく2つに分けて準備しましょう。
①定番質問への準備
- 「志望理由を教えてください」
- 「高校時代に力を入れたことは?」
- 「入学後にやりたいことは?」
- 「10年後のあなたはどんなエンジニアになっていたいですか?」
これらは志望理由書の内容をもとに、口頭でスムーズに話せるよう練習しておきましょう。
②口頭試問の対策
コースによって問われる科目が異なりますが、数学・物理・化学の基礎的な問題が出ることが多いです。公式を丸暗記するのではなく、「なぜそうなるのか」を自分の言葉で説明できるレベルまで理解を深めておくことが大切です。
総合型選抜Ⅱを受ける場合の共通テスト対策
総合型選抜Ⅱでは共通テストの結果も評価に含まれます。総合型選抜の書類・面接対策と並行して、共通テストの学習も早めに進めるスケジュール管理が求められます。
工学部の総合型選抜、「深める」対策が合格の鍵

愛媛大学工学部の総合型選抜では、「工学が好き」という気持ちだけでなく、その想いを言語化し、具体的な経験と結びつける力が問われます。
表面的な「盛る対策」では、面接の口頭試問や深掘り質問に対応できません。大切なのは、自分の経験や興味を深く掘り下げ、なぜ工学なのか・なぜこのコースなのかを本質から理解すること。
パスハックでは、「盛る対策はしない。深める対策をする。」をキャッチコピーに、総合型選抜で国立大合格の代表が直接指導します。志望理由書の作成から面接・口頭試問の練習まで、社会人プロ講師のチームが一人ひとりに寄り添った対策をサポートします。毎月の成長レポートで進捗を確認しながら、着実に合格へ近づける環境を整えています。
まとめ
愛媛大学工学部の総合型選抜について、重要ポイントをまとめます。
- 選抜種別: 総合型選抜Ⅰ(共通テストなし)と総合型選抜Ⅱ(共通テストあり)の2種類
- 対象コース: 化学・生命科学コース、デジタル情報人材育成特別プログラム(女子枠)、海事産業特別コース
- 選考内容: 志望理由書・活動報告書の提出+面接(口頭試問含む)
- 求める人物像: 工学への強い関心、主体性、協働性、論理的なコミュニケーション能力
- 対策の核心: 「なぜこのコースなのか」を具体的に言語化できること+口頭試問への備え
