総合型選抜は、出願が9月以降・合格発表が11月以降と文部科学省のルールで定められた入試です。だからこそ、「いつから対策を始めるか」で勝負の8割が決まると言っても過言ではありません。
理想は高2の1月までに本格始動すること。ただし高3スタートでも、戦い方を絞れば十分間に合います。
この記事では、総合型選抜のスケジュールを高1・高2・高3前半・高3後半に分けて整理し、それぞれの時期に何をすべきかを具体的に解説します。
柚山先生スケジュールを知った今日が、あなたの総合型選抜のスタートラインです!
総合型選抜の対策は「高2の1月」までに動き出すのが理想


総合型選抜の対策は、高校2年生の1月までに本格的に動き出すのが理想的です。
なぜなら、総合型選抜は「志望理由を深めるための時間」がそのまま合否を分ける入試だからです。高3になってからの数ヶ月で身につけられるのは表面的なテクニックだけで、面接で深く問われた瞬間に底が割れます。
総合型選抜の理想スタートは高2の1月、最低でも高3の4月
総合型選抜の対策スタート時期は、目指す大学のレベルによって目安が変わります。
- 難関大学(旧帝大・早慶上智など):高2の春〜夏
- 中堅〜上位大学:高2の1月
- 滑り止め含めて受験する場合の最低ライン:高3の4月
高2の1月までに動き出せれば、志望大学のリサーチ・志望理由書の構想・実績の棚卸しに約1年使うことができます。
最低ラインの高3の4月より遅くなると、書類作成と一般入試対策を並行することになり、受験生本人の負担が一気に重くなります。
特に国公立大学を目指す場合は共通テスト対策との両立も必要なため、できる限り前倒しでスタートを切るのが賢明です。
早く動き出すほど総合型選抜の「深める対策」に時間を使える
総合型選抜では、活動実績の「数」よりも「なぜそれをやったのか」「そこから何を学んだのか」が問われます。この「深める作業」は付け焼き刃ではできません。
半年から1年単位で、自分の思考をゆっくり言語化していく必要があります。
早く始めるほど、表面的な対策ではなく自分の本質を掘り下げる時間が確保できます。逆に直前期に詰め込もうとすると、どうしても「それっぽい答え」を覚えるだけの対策になり、面接官に見抜かれてしまいます。
高3夏以降からの総合型選抜でも合格は可能(戦い方を絞る必要あり)
高3夏スタートからの逆転合格も決して不可能ではありません。ただし戦い方は通常スタートと大きく変わります。
- 出願校を1〜2校に絞る
- エントリー制(早期出願)の大学は避ける
- 一般選抜との併願戦略を同時に組む
出願校を絞ることで、限られた時間で志望理由を一点突破で深掘りできます。
エントリー制大学(早期出願)を避けるのは、6〜8月にエントリー作業が必要で時間的に間に合わないためです。そして総合型選抜が不合格だった場合に備え、一般選抜の学習も並行して進めておく必要があります。
総合型選抜(旧AO入試)において、出願の前に「この大学を受験したい」という意思を事前に大学へ表明し、受験の予約や出願資格の確認を行う制度や方式



「もう間に合わない」とあきらめる前に、まず動き出してみてください。動き出した分だけ、合格は近づきます。
総合型選抜の年間スケジュール全体像
学年別の対策に入る前に、総合型選抜全体の年間スケジュールを押さえておきましょう。出願時期や試験時期は文部科学省のルールで決まっているため、これを知らないと逆算したスケジュールが組めません。
総合型選抜の出願は9月以降/合格発表は11月以降(文科省ルール)
文部科学省が定める「大学入学者選抜実施要項」により、総合型選抜の出願受付開始は9月1日以降、合格発表は11月1日以降と決まっています。
出典:文部科学省 入学者選抜実施要項 ※年度ごとに更新されるため、最新情報は文部科学省HPでご確認ください。
このルールがあるため、どの大学も大枠のスケジュールは似通っています。
ただし大学・選抜方式によって細かい時期は異なるため、志望校が決まったら必ず公式HPで確認してください。
国公立大学の総合型選抜スケジュール


国公立大学の総合型選抜は、私立より長期戦になる傾向があります。
- 9月〜10月:出願
- 10月〜11月:一次選考(書類審査)
- 11月〜12月:二次選考(面接・小論文・プレゼンテーション)
- 1月:共通テスト受験
- 2月:最終合格発表
多くの国公立大学では共通テストの受験が必須または合否判定に使われるため、書類・面接対策と並行して共通テスト対策も継続する必要があります。



1月の共通テストまで気を抜けないのが国公立の特徴です!
私立大学の総合型選抜スケジュール


私立大学は国公立より短期決戦で、年内に合否が出るケースが多いです。
- 9月〜10月:出願
- 10月〜11月:選考(面接・小論文)
- 11月〜12月:合格発表
国公立に比べて選考期間が短いため、出願前に書類を完成させ、出願後すぐに面接・小論文対策に集中するスケジューリングが必要になります。
エントリー制(早期出願)を採用する大学は4月〜8月から動き出す
私立難関大学の一部は「エントリー制」という方式を採用しています。これは正式出願の前に「事前エントリー」が必要な方式で、早稲田大学などで採用されています。
- エントリー受付:4月〜8月(大学により異なる)
- 正式出願:9月以降
これらの大学を狙う場合は、エントリーの段階で志望理由書の骨子を完成させておく必要があります。
高3の春時点で志望理由書の構想が固まっていないと、エントリー制大学への挑戦は厳しくなる点に注意してください。
総合型選抜(旧AO入試)において、出願の前に「この大学を受験したい」という意思を事前に大学へ表明し、受験の予約や出願資格の確認を行う制度や方式
【高1】総合型選抜に向けて将来の選択肢を広げる時期


高1は、総合型選抜を「やる/やらない」を決める時期ではありません。
総合型選抜という選択肢を「持てる状態」にしておく時期です。やるべきことは派手ではありませんが、ここで手を抜くと高2・高3で取り戻しがきかなくなります。
総合型選抜を見据えて評定平均を1年生から意識する
多くの大学で総合型選抜の出願条件に評定平均が設定されています。評定平均は高1・高2・高3前期の成績で算出されるため、高1のうちから定期テスト対策は必須です。
- 難関大学を狙う場合の目安:評定平均4.0以上
- 中堅大学を狙う場合の目安:評定平均3.5以上
- 一部の難関大学の目安:評定平均4.3以上
高1の評定が低いと、高2・高3でいくら頑張っても全体平均を引き上げるのが難しくなります。特に1年生のうちは「まだ受験は先」と油断しがちですが、ここで定期テストに本気で取り組むかどうかが、後の出願可能校の幅を決めます。
興味分野のアンテナを広げる(読書・ニュース・体験)
高1段階で志望分野を絞り込む必要はありません。むしろ絞り込みすぎると、後で「やっぱり違う分野に興味が出てきた」となったときに動けなくなります。この時期はとにかくアンテナを広げる時期です。
- 興味のある分野の新書を月1冊読む
- 毎日、新聞のヘッドラインに目を通す
- 興味のある分野の体験イベント・講演会に参加する



ここで蓄積した知的好奇心が、後の志望理由書のオリジナリティになります!
志望理由書で差がつくのは「いつから興味を持ち、どう深めてきたか」という時間軸での厚みです。高1で広げた興味の幅が、高2・高3で深さに変わっていきます。
英語資格(英検準2級〜2級)に挑戦する
多くの総合型選抜で英語資格が出願条件または加点要素になっています。高1のうちに英検準2級〜2級を取得しておくと、高2で準1級にチャレンジでき、最終的に難関大学の出願条件もクリアしやすくなります。
大学によってはTOEFLやTEAPの方が評価されるケースもあります。志望大学の候補が見えてきた段階で、どの英語資格が有利になるかを必ず確認してください。



資格は一度取得すれば積み上がっていく財産なので、早く取れば取るほど後がラクになります!
高1で総合型選抜のためにやってはいけないこと


高1でやりがちな失敗が「実績集めのために興味のない活動に手当たり次第参加する」というパターンです。
- 興味のないボランティアにとりあえず参加する
- 評価ポイント目当てで複数のコンテストに応募する
- 知名度だけで資格を取りまくる
総合型選抜は活動実績の「数」ではなく「深さ」が問われます。興味のないことを実績目当てでやっても、面接で「なぜそれに取り組んだのですか?」と深く聞かれた瞬間に答えられず、逆に評価を下げてしまいます。



高1のうちは「実績を作る」よりも「興味を育てる」ことに時間を使ってください!
【高2】総合型選抜への本格準備を始める時期


高2は、総合型選抜の対策で最も重要な1年間です。高2のうちにどれだけ準備できたかで、高3の動き方が大きく変わります。ここでサボると高3で全部が後ろ倒しになり、苦しい1年になります。
高2前半(4〜9月):志望分野の絞り込みと探究活動の開始
高2前半でやるべきことは大きく3つあります。
- 高1で広げた興味の中から、志望分野を絞り込む
- 学校の探究活動・課題研究で志望分野に近いテーマを選ぶ
- 大学のオープンキャンパスや進学相談会に積極的に参加する
特に重要なのは探究活動・課題研究のテーマ選びです。学校の探究活動で扱ったテーマは、後の志望理由書の核になることが多いため、適当に選ぶと後で苦労します。
志望分野と接点のあるテーマを選び、1年かけて深掘りする前提でテーマ設定してください。
高2後半(10〜3月):志望大学候補のリストアップとオープンキャンパス参加
高2後半は志望大学候補を絞り込んでいく時期です。
- 志望大学を3〜5校に絞り込む
- それぞれの募集要項を入手して比較する
- 各大学の「求める人物像」を読み込み、自分との接点を整理する
オープンキャンパスは「ただ参加する」では意味がありません。教授に直接質問する、在校生に話を聞く、模擬授業に参加して感想をメモするなど、能動的に動くことで初めて志望理由書に書ける素材が手に入ります。
受け身で見学するだけの参加は時間の無駄になりがちです。
高2の1月までに「なぜこの大学なのか」を言語化する
高2の1月は、総合型選抜対策における一つの大きな節目です。この時点で志望理由書の核となる「なぜこの大学・学部なのか」を文章化できる状態を目指してください。
完成版である必要はありません。「自分の言葉で1,000字書ける」状態が目標です。
ここまで来れば、高3の春以降は「書く」作業ではなく「深める」作業に集中できます。逆にこの時点で何も書けないと、高3の春から書類作成に追われ、本来やるべき内容の深掘りまで手が回らなくなります。



高2の1月までに「自分の言葉で1,000字」書ける状態を目指してください!
総合型選抜に向けた英語資格(英検2級〜準1級)の取得目標
高2のうちに到達したい英語資格レベルは次の通りです。
- 高2前半:英検2級
- 高2後半:英検準1級
準1級まで取得できれば、難関大学の出願条件をほぼクリアできます。
英検以外(TEAP・TOEFL・IELTS)が出願条件の大学を狙う場合も、高2のうちに1回は受験して点数の感覚を掴んでおくと、高3で本気で点を伸ばすときの計画が立てやすくなります。
【高3前半】総合型選抜の志望理由書と書類の土台を固める時期(4月〜8月)


高3前半は、提出書類の完成度を上げる時期です。9月の出願に向けて、志望理由書・活動報告書・推薦書(必要な場合)を仕上げていきます。月単位で何をすべきかが明確に決まる時期でもあります。
4〜5月:志望校最終決定/総合型選抜の募集要項を読み込む
4〜5月は志望校の最終決定と、募集要項の徹底読み込みを行う時期です。
- 志望校を最終決定する
- 募集要項の細部まで読み込む
- 提出書類の種類・字数制限・締切・選考方法を一覧化する
複数校を受験する場合は、書類提出スケジュールを月別カレンダーに落とし込んでください。
締切が複数重なると、1校あたりの準備時間が圧迫されて書類の質が下がります。



早い段階でカレンダー化することで、各校に適切な時間を配分できます!
6月:志望理由書の初稿を書き始める
6月までに志望理由書の初稿を書き始めます。初稿で大事なのは「完成度」ではなく「全部書ききること」です。途中で止まってしまうと、後で全体を見直したときに構成のバランスが取れません。
志望理由書の定番構成は「志望動機 → 大学で学びたいこと → 卒業後のビジョン」の3部構成です。この型に沿って一度全部書き切り、そこから「ここはもっと深掘りできる」「ここは具体例が足りない」と修正していくのが効率的です。
7月:オープンキャンパス参加で志望理由を深める
高3の7月のオープンキャンパスは「志望理由を深めるラストチャンス」です。
- 自分が書いた志望理由書を持参する
- 教授や在校生に内容について話を聞く
- 模擬授業に参加して感想を志望理由書に追記する
このタイミングのオープンキャンパス参加は、ただの情報収集ではなく「志望理由書のブラッシュアップ素材集め」と位置づけてください。
教授との対話で得た気づきや、模擬授業で感じた興奮は、志望理由書に具体的に書き込める強力な材料になります。
8月:志望理由書を完成形に/活動報告書をまとめる
8月中に志望理由書を完成形まで持っていきます。並行して活動報告書の作成も進めます。
- 志望理由書:8月末までに完成
- 活動報告書:高1からの実績を整理、重要な活動を3〜5つに絞って詳述
- 第三者添削:学校の先生・塾の講師に必ず添削してもらう
活動報告書は「全部書く」よりも「3〜5つに絞って深く書く」方が評価されます。
10個の活動を浅く書くより、3つの活動で「なぜやったか・何を学んだか・志望分野とどうつながるか」を深く書く方が、面接でも一貫したストーリーが語れます。
【高3後半】総合型選抜本番に向けて出願・小論文・面接で勝負を決める時期(9月〜試験本番)


高3後半は、いよいよ本番です。9月の出願以降は、小論文・面接対策に全力を注ぐフェーズに切り替わります。
9月:総合型選抜の出願書類の最終チェックと提出
9月1日以降、総合型選抜の出願受付が始まります。ここで意外と多いのが書類不備による不受理です。
- 捺印漏れ
- 写真規格違反(サイズ・撮影時期)
- 字数オーバー
- 必要書類の同封漏れ
これらの不備で出願が受理されないケースが毎年発生しています。
出願前に必ず学校の進路指導室で最終チェックを受け、可能なら塾の講師にもダブルチェックを依頼してください。書類の中身がどんなに良くても、不備で受理されなければゼロです。
9〜10月:小論文対策を本格化
出願後、すぐに小論文対策に着手します。小論文対策で効果が出るのは「書く→添削→書き直す」のサイクルを回した量に比例します。
- 志望大学・学部の過去問を最低5年分解く
- 1本書いたら必ず添削を受ける
- 添削を踏まえて同じテーマで書き直す
小論文のテーマは志望学部の領域に直結する社会問題が中心になります。
教育学部なら教育格差、医学部なら地域医療、法学部なら現代の法的論点、というように学部ごとの典型テーマを押さえて対策してください。
10〜11月:面接練習を週単位で回す
試験1ヶ月前から、面接練習を週2〜3回のペースで行います。本番までに最低でも10回以上の模擬面接をこなしておきたいところです。
- 想定質問の準備(志望理由・高校時代の活動・学部で学びたいこと・将来のビジョン)
- 志望理由書の深掘り質問への準備
- 複数の人による模擬面接(先生・塾の講師・家族)
模擬面接を複数の人にお願いするのは、面接官によって質問の切り口が違うためです。



同じ志望理由でも、ある面接官は「なぜその大学なのか」を、別の面接官は「将来どう活かすのか」を深掘りしてきます!



多角的な質問に答えられるよう、面接練習の相手を意図的に変えてください!
11月以降:二次選考・併願校対策
11月以降は二次選考が課される大学もあります。一次の書類審査を通過した受験生だけがプレゼンテーションやグループディスカッションに進む形式です。
並行して、不合格だった場合に備えた切り替え準備も必要になります。
- 学校推薦型選抜への切り替え準備
- 一般選抜・共通テスト対策の継続
- 共通テスト利用型の場合は共通テスト対策を最優先
総合型選抜の結果がどうであれ、共通テスト・一般選抜の準備を止めてはいけません。総合型選抜の結果待ちで学習が止まると、一般選抜に切り替えたときに致命的な差がついてしまいます。
総合型選抜の対策を遅れて始める場合のリカバリー戦略


理想のスケジュールから遅れてスタートする場合でも、戦略次第で合格は十分可能です。スタート時期ごとに取るべき戦略が変わってきます。
高3の4月から総合型選抜の対策を始める場合
高3の4月スタートは、出願校を絞り込めば十分間に合うラインです。
- 出願校を3校以内に絞る
- 志望分野の絞り込みと志望理由の深掘りを最優先
- 評定平均は変えられないため、現在の評定で出願可能な大学に絞る
評定平均は高3の1学期まで算入される大学もあるため、最後の定期テストで少しでも上げる努力は続けてください。



志望理由書の準備期間が短くなる分、面接や小論文の対策を高3前半から並行して進めるのがポイントです!
高3の夏から総合型選抜の対策を始める場合
高3の7〜8月スタートになると、戦略をさらに絞り込む必要があります。
- 出願校を1〜2校に絞り込む
- 書類重視(志望理由書・活動報告書のみ)の大学を選ぶ
- 面接・小論文の負担が軽い選抜方式を選ぶ
- 一般選抜との併願を前提に組み立てる
書類重視の選抜方式を選ぶことで、限られた時間を志望理由書のクオリティに集中投下できます。プレゼンや小論文が課される大学を無理に狙うより、自分の強みを書類で伝えきれる大学に絞った方が合格率は上がります。
エントリー制大学は避けて出願校を絞る
遅れスタートの場合、エントリー制(早稲田大学など)は時間的に厳しいです。
エントリー受付が4〜8月のため、9月以降のスタートではエントリー自体に間に合わないケースが大半です。
9月出願の大学に絞ることで、準備期間を最大限確保できます。「行ける可能性が高い大学」を複数受けるより、「本当に行きたい大学」を1校に絞って深掘りした方が、結果として合格率が上がる傾向があります。



総合型選抜は熱量が伝わる入試なので、本気で行きたい1校に時間を集中する方が強いです!
総合型選抜のスケジュール管理でよくある3つの落とし穴


総合型選抜の対策で多くの受験生が陥る落とし穴を3つ紹介します。スケジュールを組む段階で意識しておけば、回避できるものばかりです。
①「実績の数」だけ追って総合型選抜で求められる深掘りが浅くなる
「実績が多いほど有利」と誤解している受験生がとても多いです。実際には、ボランティア・コンテスト・資格を片っ端から取得しても、面接で「なぜそれをやったのですか?」と聞かれて答えられなければ評価されません。
1つの活動でも、そこから何を学び、どう志望分野につながるかを言語化できれば、それは強い武器になります。
「盛る」のではなく「深める」発想に切り替えることが、総合型選抜では決定的に重要です。



10個の浅い実績より、1つの深い経験の方が確実に評価されます!
②評定平均を後回しにして総合型選抜の出願条件を満たせない
「総合型選抜だから定期テストは関係ない」というのは完全な誤解です。出願条件として評定平均を設定する大学が大半で、評定が足りなければそもそも出願すらできません。
- 評定平均は高3の1学期まで算入される
- 出願条件を満たさないと書類審査の土俵に上がれない
- 評定平均は途中で取り返しがきかない
定期テストは「総合型選抜のための足切りライン」と考えてください。総合型選抜の対策に集中するためにも、まず評定平均という基本ラインをクリアしておく必要があります。
③一般選抜対策との両立を計画していない
総合型選抜が不合格だった場合、一般選抜に切り替える必要があります。総合型選抜の準備で一般選抜の学習が止まってしまうと、結果発表後に学習を再開しても間に合わなくなります。
- 平日:一般選抜の学習を中心に
- 週末:総合型選抜の対策に時間を割く
- 共通テスト対策は通年で継続
時間の使い分けを早期に決めておくことで、どちらの入試にも対応できる体制を作れます。



総合型選抜にすべて賭けるのはリスクが大きすぎるため、必ず併願戦略をセットで組んでください。
総合型選抜と他の入試制度との違い(前提知識)
総合型選抜のスケジュールを理解するうえで、他の入試制度との違いも押さえておきましょう。違いが分かれば、なぜ総合型選抜だけ早期に動く必要があるのかが腑に落ちるはずです。
総合型選抜と一般選抜の違い
総合型選抜と一般選抜の最大の違いは「評価される要素」と「試験時期」です。
- 一般選抜:1〜3月に試験、学力試験中心
- 総合型選抜:9〜11月に選考、書類・面接・小論文中心
総合型選抜は学力以外の要素(人物・活動実績・志望意欲)を多面的に評価する入試です。一般選抜は学力で勝負しますが、総合型選抜は「あなたという人物」で勝負します。だからこそ、自分を深く知り、言語化する時間が必要なのです。
総合型選抜と学校推薦型選抜の違い
総合型選抜と学校推薦型選抜は混同されがちですが、明確に違いがあります。
- 学校推薦型選抜:高校の推薦が必要、出願は11月以降
- 総合型選抜:高校の推薦不要(自己推薦)、出願は9月以降
- 評定平均の重み:学校推薦型選抜の方が大きい傾向
学校推薦型選抜は高校からの推薦が前提のため、校内選考を通過する必要があります。
一方、総合型選抜は自己推薦で受験できるため、自分の意思で挑戦できる入試です。評定平均が高くなくても、活動実績と志望理由で勝負できる点が総合型選抜の特徴です。
総合型選抜は「深める対策」で合格率が変わる


ここまで総合型選抜のスケジュールを学年別に解説してきましたが、合否を分ける本当の要素はスケジュール以上に「対策の質」です。同じ時期からスタートしても、対策の質次第で結果は大きく変わります。
盛る対策ではなく総合型選抜で「深める対策」が合否を分ける理由
多くの受験生は「実績を増やす」「資格を取る」など、見栄えを良くする対策に走りがちです。
しかし大学側が見ているのは、見栄えではなく「あなたが何を考え、何を学び、なぜこの大学で学びたいのか」という思考の深さです。
表面的な実績は面接で深掘りされた瞬間に崩れます。逆に、深く考え抜いた本物の志望理由は、どんな角度から質問されても揺らぎません。総合型選抜で本当に評価されるのは、量よりも質、見栄えよりも深さなのです。
社会人プロ講師による個別指導で総合型選抜の志望理由を深める
パスハックでは、総合型選抜の指導体制に強いこだわりを持っています。
- 総合型選抜で国立大に合格した代表が直接指導
- 大学生アルバイトではなく、社会人プロ講師のみが在籍
- 志望理由を多角的に問い直し、本当に伝わる言葉に磨き上げる
大学生アルバイトでは「自分が受かった方法」しか教えられませんが、社会人プロ講師は多数の受験生を見てきた経験から、受験生一人ひとりに最適な深め方を提示できます。
志望理由を本気で深めたい受験生にとって、指導者の質は決定的に重要です。
毎月の成長レポートで総合型選抜のスケジュール進捗を可視化
総合型選抜は長期戦かつ模試がないため、進捗が見えないと受験生も保護者も不安になります。パスハックでは月1回、保護者向けに成長レポートを発行しています。
- 今月何ができるようになったか
- 次月の目標は何か
- スケジュール全体の中で今どの位置にいるか
進捗が可視化されることで、受験生本人だけでなく保護者も安心して総合型選抜の準備を見守れる体制が整います。家庭でのサポートも、進捗が見えていれば的確に行えるようになります。
チーム体制で総合型選抜の書類を複数視点から添削
志望理由書や活動報告書は、1人の講師の視点だけで添削すると偏りが出ます。パスハックでは複数の社会人プロ講師がチームで添削する体制を取っています。
- 複数の社会人プロ講師がチームで添削
- 多角的な視点で書類のブラッシュアップが可能
- 「この表現で本当に伝わるか」を複数の目で検証
書類は受験の入り口です。書類の完成度が高ければ、面接でも一貫した話ができ、最後まで強い印象を残せます。複数視点での添削は、書類の質を底上げする最も確実な方法です。
松山で総合型選抜専門の塾をお探しなら
パスハックは愛媛県松山市に拠点を置く総合型選抜専門塾です。
- 愛媛県松山市に拠点
- キャッチフレーズは「盛る対策はしない。深める対策をする」
総合型選抜は地方の高校生にも大きなチャンスがある入試です。だからこそ、地方にいながら本格的な対策ができる環境が必要だと考えています。
まとめ|総合型選抜のスケジュールを知った今日から動き出す
総合型選抜の理想スタートは高2の1月、最低ラインは高3の4月です。ただし「いつ始めたか」よりも「始めた瞬間から何をするか」の方が、最終的な合否を分けます。
- 高1:選択肢を広げる時期(評定・興味分野・英語資格)
- 高2:本格準備の時期(探究活動・志望大学リサーチ)
- 高3前半:書類の土台を固める時期(志望理由書・活動報告書)
- 高3後半:本番に向けた仕上げの時期(出願・小論文・面接)



各学年でやるべきことは違いますが、共通するのは「深める対策」を意識することです!



実績の数や見栄えではなく、自分の思考をどれだけ深く言語化できるかが、総合型選抜では問われます。
総合型選抜のスケジュールは、今日この記事を読んだ瞬間から動き出せます。少しでも早く動き出すことが、合格への最短ルートです。
監修者


長岡 孝樹
総合型選抜専門塾パスハック 代表
塾講師・フリースクール講師としてキャリアをスタート後、 ITベンチャーや上場企業でWebマーケティングを経験。 サイト運用から広告ディレクションまで幅広く担当。
IT寺子屋では小学生へのプログラミング指導に携わる。 現在は愛媛県松山市にて総合型選抜専門塾「パスハック」 を運営。自らも総合型選抜で電気通信大学に合格した実績を持つ。









