「総合型選抜は勉強しなくていい」「特別な才能や実績がないと受からない」そんなイメージを持っていませんか。
実は合格者ほど、地道で当たり前の勉強を早くから積み上げています。
この記事では、総合型選抜に必要な基本の勉強法5つと、高1・高2・高3でそれぞれやるべきことを丁寧に解説します。
代表 長岡「総合型選抜は勉強しなくていい」と思っていませんか?実は合格者ほど、地道で当たり前の勉強を早くから積み上げています。



今日からでも始められる勉強法を、学年別に解説しますね!
総合型選抜の勉強法は「土台となる基本」+「学年別戦略」の二本柱


総合型選抜の勉強法は、大きく2つに分けて考えると整理しやすくなります。
- 土台となる基本学習:評定・基礎学力・自己分析・読書・課外活動
- 学年別の戦略:高1は土台、高2は動き出し、高3は完成
「総合型選抜は特別な対策だけで合格できる」と思っている人ほど落ちてしまうのが現実です。
なぜなら、志望理由書や小論文・面接で問われるのは、日常の勉強や活動の中で積み上げてきた「考える力」「言語化する力」だからです。
逆に言えば、当たり前の勉強を当たり前にやれている人ほど、総合型選抜では強い。
そのうえで、いつ・何をやるかの順番を学年別に整理しておくと、ムダな焦りや遠回りを減らせます。この記事の後半では、高1・高2・高3でそれぞれやるべきことを章立てで解説します。
総合型選抜の勉強法【基本編】合格者が必ずやっている5つの土台


学年別の話に入る前に、どの学年でも共通して必要な「基本の勉強法」を5つ紹介します。この5つが土台になって、書類・小論文・面接の完成度を支えます。
① 評定平均を上げる(定期テスト・提出物・授業態度)
総合型選抜の出願要件には、評定平均◯.◯以上という条件がついている大学が多くあります。さらに評定平均が点数化されて選考に組み込まれる大学もあるため、評定は対策のスタートラインです。
評定を上げるためにやるべきこと:
- 定期テストで毎回コツコツ点数を取る(前日詰め込みは禁物)
- 提出物の期限と完成度を守る
- 授業態度(発言・ノートテイク・出席)を意識する
「評定は高3になってから巻き返せばいい」は通用しません。評定平均は高1〜高3の1学期までの全期間で計算されるため、高1のテストから勝負は始まっています。
② 教科書レベルの基礎学力を固める
近年の総合型選抜は、口頭試問や学力試験を課す大学が増えています。文部科学省は「学力の3要素を多面的・総合的に評価する」ことを求めており、知識・思考力・主体性のすべてが選考対象です(文部科学省「総合型選抜における評価方法の改善点」)。
つまり、教科書レベルの基礎学力は最低限の前提です。
具体的には:
- 主要科目(英・国・数)の教科書例題は解ける状態にしておく
- 志望学部の関連科目は応用問題まで対応できるようにする
- 苦手科目を「捨てる」のではなく、平均レベルまでは引き上げる
総合型選抜だけに絞って勉強した結果、口頭試問で答えられず不合格、というケースは少なくありません。
③ 読書・新聞・ニュースで「考える材料」をストックする
小論文・面接・志望理由書、いずれにも共通して必要なのは「自分の意見を持つ力」と「具体的な引き出し」です。
普段から触れておきたい情報源:
- 新聞(紙でもWeb版でも可・1日10分でOK)
- ニュース解説番組・ポッドキャスト
- 志望学部に関連する一般書(学術書じゃなくてOK)
- 公的機関の白書・統計データ
意見を書く・話す訓練は、ネタが頭にないと始まりません。「読んだ内容を一言でまとめる」「自分の意見を一文で書く」習慣をつけるだけで、小論文の準備は大きく前進します。
④ 自己分析を継続的にアップデートする



総合型選抜で問われ続けるのが「あなたは何者で、何をしたいのか」です。
志望理由書の根本は自己分析にあり、面接でも必ず深掘りされます。
自己分析でやっておきたいこと:
- 中学〜高校で頑張ったこと・苦労したことを書き出す
- 興味を持った出来事・本・人物をストックする
- 「なぜそう思ったのか」を3回繰り返して掘り下げる
- 半年に一度は内容を見返してアップデートする
一度作って終わり、ではありません。経験が増えるたびに上書きされていくのが、本物の自己分析です。
⑤ 探究活動・課外活動に主体的に取り組む
志望理由書・面接で語る「活動実績」のベースになるのが、探究活動や課外活動です。
ここで大事なのは、実績の派手さではありません。
- 何に取り組んだか(事実)
- なぜ取り組んだか(動機)
- そこで何を学んだか(気づき)
- それをこの先どう活かすか(接続)
この4点が言語化されていれば、活動の規模やタイトルは関係ありません。「地区大会出場」よりも「日常の活動で気づいたことを言語化できる人」のほうが、総合型選抜では強く評価されます。



特別な対策の前に、この5つの土台がないと、志望理由書も小論文も「深まらない」答案になってしまいます!
高校1年生の勉強法|土台づくりに専念する1年


高1はまだ受験のリアルが見えない時期ですが、ここでの過ごし方が高3の余裕を決めます。
定期テスト対策と評定平均を意識する習慣をつける
繰り返しになりますが、評定平均は高1から積み上がります。「まだ早い」と思わず、最初のテストから本気で取りに行くことが大切です。
- 毎日30分でも教科書の復習を続ける
- テスト2週間前から計画的に対策する
- 苦手単元はその場で潰す(先延ばし禁止)
自己分析・興味の言語化を始める(自分史ノート)
高1のうちから「自分史ノート」をつけ始めると、高3の志望理由書作成が格段にラクになります。
- 中学までの経験を時系列で書き出す
- 印象に残った出来事と当時の気持ちをセットで書く
- 興味を持った本・映画・ニュースをメモする



スマホのメモ帳でもOKです。続けることが何より重要です!
大学研究とオープンキャンパス参加(複数大学を比較)
志望校が決まっていなくても、まずは複数の大学を見ることから始めましょう。
- オープンキャンパスは年に2〜3校
- 大学のホームページでアドミッション・ポリシーを読む
- 学部ごとのカリキュラム・卒論テーマを覗いてみる



「行きたい大学」より先に「自分が何に興味があるか」を発見するのが目的です!
日常学習に「なぜ?」を入れる思考習慣
授業や教科書を「覚える」だけで終わらせず、「なぜそうなるのか」を考える習慣をつけましょう。
- 公式・定理は「なぜ成り立つのか」を一度は調べる
- ニュースで気になったことは背景まで調べる
- 友達と「なぜ?」で議論してみる
この習慣が、小論文・面接で問われる「考える力」につながります。
高校2年生の勉強法|動き出すフェーズで差をつける1年


高2は総合型選抜対策の「動き出し」の1年です。高1で作った土台のうえに、具体的な準備を積み始める時期。
評定平均を確定させる勝負の1年
評定平均は高3の1学期で計算が止まるため、実質的な勝負は高2〜高3前半。
特に高2は前期・後期と評定が積まれるため、ここでの取り組みが最終的な評定平均を大きく左右します。
志望分野を絞り、アドミッション・ポリシーを読み込む
高2の夏までに志望大学・学部を3つほどに絞り、それぞれのアドミッション・ポリシーを徹底的に読み込みましょう。
- アドミッション・ポリシーから「求める学生像」を抽出する
- 自分の経験や強みとどう接続するかを考える
- 大学ごとの違いを比較してメモする
アドミッション・ポリシーの理解不足は、志望理由書・面接で致命傷になります。
課外活動・探究活動で実績と「学び」を積む
高2は活動の量を増やすラストチャンス。ただし「実績集め」が目的ではなく、「学びと気づきを得ること」が目的です。
- 学校の探究活動に本気で取り組む
- 興味のある分野のボランティア・コンテストに参加
- 活動ノートを必ずつける(事実・学び・次にやることをメモ)
志望理由書・小論文の「型」に触れ始める
高2の冬までに、志望理由書と小論文の基本構造に触れておきましょう。
- 志望理由書の構造:きっかけ→課題意識→大学で学びたいこと→将来像
- 小論文の構造:序論→本論→結論(具体例と根拠が必須)
- 過去問・参考書で1〜2本ずつ書いてみる
完成度はまだ低くて構いません。「型に触れる」ことが目的です。
英検・資格試験への挑戦(出願加点・基礎学力証明)
英検準1級・2級は出願要件や加点になる大学が多く、コスパの良い対策です。
- 英検2級は高2のうちに取得を目指す
- 志望大学が指定する資格があれば優先的に挑戦
- TEAP・GTECなども検討対象



高2の冬までにどれだけ自分の軸が言語化できているかが、高3夏の出願書類の完成度を決めます!
高校3年生の勉強法|出願書類・小論文・面接の完成度を高める1年


高3はいよいよ「完成」の1年。書類・小論文・面接の三本柱を磨き上げます。
志望理由書を「深める」プロセスで磨く(添削の往復回数)
志望理由書は1回書いて終わりではありません。何度も書き直し、添削を受け、さらに書き直すプロセスで深まっていきます。
- 第三者の添削を最低5〜10回は受ける
- 「なぜ?」を5回繰り返して、根拠を掘り下げる
- 大学ごとにアドミッション・ポリシーへ寄せて書き分ける
書類は「盛る」のではなく「深める」。これが合否を分けます。
小論文対策(過去問・時事問題・添削サイクル)
小論文は短期間で伸びる力ではないため、高3の早い段階から対策を開始しましょう。
- 志望大学の過去問を3年分は解く
- 時事問題(最新の社会問題・科学トピック)に毎日触れる
- 書いた小論文は必ず添削を受け、書き直す
- 60分制なら構成15分・執筆35分・推敲10分のリズム
面接対策(模擬面接で「自分の言葉」を鍛える)
面接は「想定問答の暗記」では通用しません。深掘りされても自分の言葉で答えられる訓練が必要です。
- 模擬面接を最低5回は実施する
- 録音・録画して自分の話し方を客観視する
- 「なぜそう思うのか」を5段階で深掘りする練習
一般選抜との両立のしかた(時間配分と気持ちの切り替え)
総合型選抜と一般選抜の両立は、進め方を間違えなければ十分可能です。
- 平日は一般選抜の勉強を中心に、週末に総合型対策を入れる
- 総合型対策は「自分を見つめ直す時間」として位置づける
- 万が一不合格でも一般選抜で勝負できる学力を維持する
高3からスタートでも間に合わせる勉強法
高3春から始める場合は、優先順位を絞った戦略が必要です。
- 評定平均は確定しているため、出願可能な大学を先にリストアップ
- 自己分析と志望理由書を最優先で進める
- 小論文・面接は週次の添削ペースで一気に仕上げる
- プロの伴走者を早めにつける(独学はリスクが高い)
そもそも総合型選抜とは?評価される力と選考方法
ここまで読んで「総合型選抜の基本も知っておきたい」と思った方向けに、制度の概要を整理します。
総合型選抜の特徴(旧AO入試との違い)
総合型選抜は、2021年度入試から「AO入試」が名称変更された入試方式です。大学のアドミッション・ポリシーに合う学生を多面的に評価して選抜します。
旧AO入試との大きな違いは、「学力の3要素」の評価が義務化された点です。書類・面接だけでなく、小論文・口頭試問・学力試験などで知識・思考力・主体性が問われます。
主な選考方法(書類・小論文・面接・口頭試問・プレゼン)
総合型選抜で実施される主な選考は以下のとおりです:
- 出願書類(志望理由書・活動報告書・調査書)
- 小論文
- 面接(個別・集団)
- 口頭試問
- プレゼンテーション
- 学力試験(共通テスト含む)
大学ごとに組み合わせが異なるため、必ず志望大学の募集要項を確認してください。
大学が見ている4つの力(思考力・表現力・主体性・志望度の深さ)
総合型選抜で大学が評価しているのは、主に次の4つです:
- 思考力:物事を多面的に考える力
- 表現力:自分の考えを言葉で伝える力
- 主体性:自ら動き、学び続ける姿勢
- 志望度の深さ:この大学・この学部で学びたい理由の深さ
「派手な実績」よりも「深く考え、自分の言葉で語れる」ことが重視されます。
総合型選抜の勉強で陥りがちな失敗パターン
最後に、合格を逃しがちな失敗パターンを4つ紹介します。
直前期に詰め込もうとして破綻する
「夏休みから本気出せばいい」は危険です。
志望理由書も小論文も短期間で完成するものではなく、高3夏は「深める時期」であって「始める時期」ではありません。
「盛る」だけの志望理由書になる
実績を大きく見せようとして、抽象的・空虚な志望理由書になってしまうケースが非常に多いです。
大学側は何百通も志望理由書を読んでいるため、「盛り」はすぐに見抜かれます。
学校の勉強を軽視して評定が足りなくなる
総合型選抜対策に集中しすぎて、定期テスト・評定平均がおろそかになるパターン。
出願要件を満たせなくなれば、そもそも受験すらできません。
自己流の計画で進捗が見えなくなる
何をどの順番で、いつまでにやるべきかを管理できず、気づいたら出願直前というケース。
総合型選抜は対策範囲が広く、独学だと進捗管理が難しい入試です。
総合型選抜の対策は「盛らずに深める」ことが合格への近道


総合型選抜で本当に評価されるのは、見栄えのする実績ではなく、「考えの深さ」と「言葉の解像度」です。
パスハック(PathHack)は、この「深める対策」に特化した総合型選抜専門の学習塾です。
総合型選抜で本当に評価されるのは「深さ」
志望理由書・小論文・面接で大学が見ているのは、エピソードの華やかさではなく、そこから何を考え、どう自分の言葉にできるか。
パスハックは「盛る対策はしない。深める対策をする。」を理念に、生徒一人ひとりの内面を引き出す指導をしています。
パスハックの強み① 総合型選抜で国立大合格の代表が直接指導
パスハックの代表自身が、総合型選抜で国立大学に合格した経験を持ち、現場で直接指導にあたります。
「合格した本人だからこそ伝えられる視点」が、生徒の出願書類と面接の質を引き上げます。
パスハックの強み② 社会人プロ講師のみによるチーム指導
パスハックの講師は全員が社会人プロ講師。学生アルバイト講師は在籍していません。
さらに一人の生徒に対して複数講師がチームで関わるため、多面的なフィードバックを受けられます。
パスハックの強み③ 毎月の成長レポートで進捗を可視化
総合型選抜の対策は範囲が広く、進捗が見えにくいのが弱点です。
パスハックでは毎月、保護者・生徒に向けて成長レポートを発行。何をどこまで進めたか、次に何をすべきかが一目でわかります。
愛媛県松山市の高校生に寄り添う対面指導/全国対応のオンライン指導
パスハックは愛媛県松山市に拠点を構え、松山市内の高校生には対面指導を提供。
さらにオンライン指導にも対応しているため、全国どこからでも受講が可能です。
まとめ|総合型選抜の勉強法は「早く始めて、深く積み上げる」
総合型選抜の勉強法を改めて整理します。
- 土台となる基本5つ:評定・基礎学力・読書/ニュース・自己分析・課外活動
- 高1:土台づくり(定期テスト・自己分析・大学研究・思考習慣)
- 高2:動き出し(評定確定・志望校絞り・活動・型に触れる・資格)
- 高3:完成(書類・小論文・面接・両立・スタートが遅い場合の対策)
総合型選抜は「特別な才能」より「日常の積み重ね」がモノを言う入試です。早く始めれば始めるほど、深める時間が増え、合格に近づきます。一人で進めるのが不安なら、伴走してくれる存在を頼る選択肢も持っておきましょう。
監修者


長岡 孝樹
総合型選抜専門塾パスハック 代表
塾講師・フリースクール講師としてキャリアをスタート後、 ITベンチャーや上場企業でWebマーケティングを経験。 サイト運用から広告ディレクションまで幅広く担当。
IT寺子屋では小学生へのプログラミング指導に携わる。 現在は愛媛県松山市にて総合型選抜専門塾「パスハック」 を運営。自らも総合型選抜で電気通信大学に合格した実績を持つ。









